卵詰まり(卵塞症)は、簡単に言い例えると難産です。小鳥の病気の中でも死亡率の高い怖い病気です。
卵が大きすぎる、殻の軟らかい卵(カルシウム不足)、低カルシウム血症など、様々な原因で発生します。
暖めたり、カルシウムの注射をすると産卵する場合もありますが、いきみが強くて弱っていたり、お尻から赤い卵管が出ている場合は押し出す処置をしなければなりません。
また、押し出す処置で治療できない症例では開腹手術の適応となります。
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上:卵詰まりの仔のレントゲン写真
中:手術で取り出した卵殻と卵管
下:手術から3日後の術創